- Version2ができました 2001.2.14
- 昨年の9月に突発性難聴の話を書いて以来だから、かれこれ5か月くらいさぼってしまった。心優しい人からは「そのあと耳の具合はどうですか」なんてメールが届いたりしていた。おかげさまですっかりよくなりました。でもあのとき決意した最低月1回はストレス解消のために遊ぶということがやっぱりできずにいる。
よくよくものぐさなんだと思っている。 さて「試算家」の話をしよう。高橋君の奮闘もあってようやく Version2 を出すことができた。これはすごいぞ。Version1ではできなかったことがほとんど可能になっている。 たとえば、借入金の返済について、借入時から5年間は据え置き期間として、いつからでも返済することができる。あるいはちんりょうけいさんについては、u、坪、戸、質、棟となんでも併せて単位を決められる。また、Version1ではグラフに対するコメントはプリントアウトしてから手で記入するようになっていたが、多くの要望により、キーボードで入力できるようにした。 その他、改良点を数えると15カ所にも及んでいる。そして今は更に数カ所の改良に高橋君は取り組んでいる。 価格についてはも予定通り 60,000円にすることができた。 マニュアルも一新し、Q&Aをつけるなど、より使いやすいものにした。今後はいかにして広く知ってもらうかが課題となる。このホームページを見に来てくれる人の数は日に日に増えてはいるのだが、そのわりにはオーダーが少ない。もっとわかりやすい内容と、扱いやすいデモ版が必要なのか、納品後に送金してもらうようにするべきなのか(2001/02/04 から、そのように変えました)、いろいろ考えてみたい。アイデアやご意見があったら、のどから手が出るほど頂きたい。 最近の購入者の職業を見てみると、建設業が多くなってきている。たぶん建設営業も提案型に変わってきているのだろう。今後はますますこの傾向が強くなる。ただ「お仕事ください」では通用しなくなっているのだろう。そうした意味では私の本業の領域に迫られているわけだから、こちらはプロとしてもっとレベルの高い提案をしなければならないわけで、プレッシャーがかかってくる。土地活用や不動産賃貸事業の収支計算ソフトとしてあくまで「ツール」としての位置を守ってきたが、今後はそのワクを越えて、営業に役立つツールとしての開発が必要なのかもしれない。 たとえば、動画を入れるとか、音が鳴りかわいい声が出てくるとか、事業の評価がビジュアルに表されるとか、あるいは単におもしろいとか、楽しいとか。感性に訴えかけることも考えなくてはならないのかもしれない。もっと進むと地主と一緒に考えるソフトというのもできるかもしれない。たまごっちという玩具ができているくらいなんだから、技術的には不可能とは思えない。こんなことを思っていると際限なく進むITの世界のホンの入り口に立っただけという気がする。 私の今年の年賀状には、もうITなんかに振り回されないぞ、と、決意も新たに掲げては見たのだが、激しくすすみ深さも増していく技術革新を知るにつけ、どうも自信がなくなってくる。が、なにしろ、ここで逃げ出すわけには行かないのだから、せめて焦ったり、劣等感に悩まされずに、楽しみながらつきあっていきたいと思っている。 数年前に還暦を迎えた自分にしては、まずまず善戦しているのではないか、と自分を励ましたりもしてみる。 みなさんは、如何ですか?
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